でんとうずかん

本藍染 (ほんあいぞめ)

地域
徳島県藍住町
分類
草木染め
素材
藍の葉
特技
深い色で染めることができる,からだにやさしい効果を持っている
本藍染

からだを守る昔の日本人の万能薬。

"Japan Blue"と呼ばれ、世界中で愛されている日本の藍染。実は、ただの色ではないことをご存知でしょうか?抗菌作用、紫外線遮蔽、防虫、防腐、防臭、保温、保湿などたくさんのやさしさを持っているのです。 抗菌作用を知ってか知らずか、武士は鎧の下に着ていた下着も藍で染め、切り傷が広がらないようにしていたそうです。農民は農作業着を藍で染めていたそうで、紫外線カットや、防虫効果があることがわかる現代でこそ、納得がいきますが、先人のから語り継がれてきた知恵はすごいですね。 本藍染は、化学染料をいっさい使わず、日本の風土が育てた藍の葉だけで、丁寧に染め上げます。手間はかかりますが、それだけ"あい"のつまった日本のホンモノの色になります。

職人の技

本藍染職人

「藍は生きものだから、いかに藍を中心にした生活ができるかが大切」と語る職人さんの手は、深い藍色に染まっています。藍に直接さわり、染めることで藍の調子を感じとり、次に何を染めるべきかわかるのだそうです。 染めは、とても静かです。布をやさしく藍液にくぐらせ、水洗いをします。これを繰り返すと、より深い藍になり、からだを守る力も強くなります。 1日の染めが終わると、藍に栄養をあたえて、竹の棒でかき混ぜます。その混ぜる姿の力強さもさることながら、"藍の華"といわれる美しい泡ができ、泡のかたちや色の濃さでも藍の調子を見極めることができます。 たくましい職人さんと繊細な藍のコンビは、日本が誇るでんとうです。