でんとうずかん

山中漆器 (やまなかしっき)

地域
石川県山中町
分類
漆塗り
素材
漆木
特技
細かく、正確な木地挽きができる,漆の高い抗菌作用,歪みが少なく、衝撃に強い

美しく正確な木地のろくろ挽き

よい木材を求めて移住してきた木地師の集団が、
ろくろ挽きの技術を伝えたことから始まった山中漆器。木がまっすぐ育つ縦方向にそって木地をとる山中独自の「縦木取り」は、一般的に横方向にとる横木取りに比べ、変形が少なく、衝撃にも強いのが特徴です。また、木地の肌に非常に細かい筋を入れる「加飾挽き」は、千筋や象嵌(ぞうがん)等、数十種類もの手法があり、加飾されたものに漆を丁寧にしみ込ませて仕上げていきます。

職人の技

職人さんたちは何十種類もの自作の小刀、かんなを使い分け、それぞれの美しい木目を生かしながら木地を挽いていきます。山中漆器は独自のろくろ技術により、他に類を見ないほどの薄さまで木地を削り上げることもできます。そんな高度な技術によって、なんと厚さ1ミリという、光が透けるような薄挽きも可能です。軽すぎてびっくりされることもよくあるそうです。